ウイングプリント　～印刷に関する特殊用語集～

バーコード	黒い線を太さと間隔を変えながら並べて、その組み合わせによって専用の読み取り機で読み取れるデータを表すコード。
バージョンアップ	コンピュータのソフトウエアやハードウエアに新しい機能を追加したり、不都合な点を直すこと。
ハードRIP	「RIP」とは「Raster Image Processer＝ラスタイメージプロセッサ」のことをいうが、文字や図形などの符号情報と写真などの画像走査線情報を同時処理するために、それぞれの情報をビットマップに展開するプロセッサである。
ハードウエア	コンピュータの機械そのものをいう。コンピュータ本体だけでなく、ディスプレイ、磁気ディスク装置、プリンタなどのコンピュータシステムを構成する周辺の装置も含まれる。
ハードコピー	保存の必要なデータやプログラムを紙などにプリントアウトしたものをハードコピーと呼ぶ。
ハードディスク	外部記憶装置の一種。金属でできた堅い円盤と駆動装置（ドライブ）が一体となったもの。
ハイエンドシステム	DTPにより印刷物を作成する際のDTPシステムの編集・組版機能のレベルや処理能力、品質などの高低による分類。
バイオレットレーザCTP	バイオレットレーザダイオードを光源として使ったCTPシステム。
ハイフネーション	欧文組版のジャスティフィケーション（行末揃え）にともなう単語の分割と、その分割部分への「ハイフン」挿入処理のことを「ハイフネーション」という。
ハイライト	画像の中で最も明るい部分。最も明るくて濃淡変化がない部分キャッチライトといい、紙の地の色になる。
ハガキ	私製ハガキの規格は　長辺14～15.4cm　短辺9～10.7cm　重さ2～6ｇの表示が必要
箔押し	金・銀など箔を、金属製の凸版を用い熱転写する加工。
白色度	白さの度合い。
バス	コンピュータ内部でデータを高速やり取りする共通な伝送路のこと。
バックアップ	現在使用しているデータやプログラムが壊れてしまった、あるいはなくなってしまった場合に復元できるようにあらかじめ、もとのデータ、プログラムを別のメディア（媒体）に保存すること、または退避したもの。
バッチ処理	バッチ処理は、あらかじめ処理したいデータを一定量まとめてから、一括してコンピュータで処理する方法。一括処理ともいう。
バッファ	データをある装置から別の装置へ転送するとき、データの転送速度の差、あるいは事象発生の時間の差を調整するために使用する記憶装置で、緩衝記憶装置とも呼ばれている。
版	インキを着けて印刷用紙に移し、画像を作るものの総称。凸版、凹版、平版、孔版とある。
判型	印刷用紙の仕上り寸法を言う。JISではA列・B列があり、A（B)列はA（B)0～A（B)10まであり、天地左右のすんぽが規定されている。
版下	写真植字文字、図、表などを台紙にはったもの。
反射原稿	反射光で見る原稿。印画紙・紙焼き・イラスト・印刷物など
版ズレ	2色以上の色を使って印刷物を作成したとき、それぞれの版がずれて製版または印刷されていること。色と色の間に隙間ができたり、紙の色が透けて見えたりする。
版胴	版を装着する円筒
半導体ディスク	半導体で構成されている外部記憶装置。
半導体メモリ	半導体で構成された内部記憶装置。
ハンドシェイク	二つの装置間でデータを送受信する場合に、データの転送の開始や終了を表す信号を交換し合うこと。
ピクセル	コンピュータなどの画像（いわゆるデジタル画像）は小さな点からできており、これらの点一つ一つ、つまりデジタル画像を構成している最小単位の点のこと。
ピクトグラム	公共施設などの場所や物などを簡素化した絵文字によって表したものを「ピクトグラム」という。
ビジネスフォーム	一般に事務処理用に用いる書式の決まった帳票をいう。
ヒストグラム	画像の調子を変えるための画像処理の手法の一つ。
ビット、バイト	２進法で用いられる２進数の0と1の英語表現でbinary digitを略してbitという。２進数のｎ桁で2のｎ乗通りの状態（情報）が表現できる。
ビットマップフォント	文字を形成するドットの並び方を記憶しているフォント。定められたサイズごとにドットで創られているので、サイズを変更するとギザギザになりきれいに出力されない。
表1・表2・表3・表4	本の表紙の呼び方。表1は表表紙で、表2は表1の裏面。表4が裏表紙で、表3がその裏面。
標本化、量子化	写真などの画像全体を小さなブロックに分け、そのブロックの色や濃度をデジタル化して画像全体をデジタルデータにする。小ブロックに分割することを標本化と呼び、ブロックをデジタル化することを量子化という。
表面加工	印刷物の表面に光沢を出すため、また表面保護のために行う加工。ニスの塗布、塩化ビニールの塗布・熱プレス・PPフィルム貼り、ラミネートなどがある。
平台校正機	版盤・圧盤平面の校正用印刷機。
平綴じ	針金で横綴じをして仕上げる製本の方法。
ファイル	ある目的のもとに集められたデータの集合体。
ファミリー	ウエイトや字幅の異なるいくつかの書体系列のこと
フィルタ	グラフィックソフト上で、画像に複雑な特殊加工を施す機能。Ｐｈｏｔｏｓｈｏｐのようなペイントソフトのフィルタは、画像をぼかしたり、形を歪ませたりして特殊効果を出すことが出来る。
フィルタリング	画像データの個々の画素に、周辺の画素との間で演算を行い、画像に特殊効果を与えることをいう。
フォーマット	一般的には購入したフロッピーディスクやハードディスクなどのデータ記録形式を使用するコンピュータシステムに合った記録形式に整えること。
フォーム印刷	伝票、帳票など形式の決まっている書式を印刷する専用印刷機。連続伝票を印刷するため輸転方式。印刷と、パンチやミシンなどの加工ユニット、スポットカーボンユニットなどから成り立つ。
フォトCD	CD-ROMの一種で、写真画像をコンパクトディスク（CD)に記録したもの。
フォント	書体と同義、コンピュータやプリンタなどに実装される単位のものを指す。
フォントラスタライザ	輪郭線のデータでできた文字を印刷できる形式のデータに変えるための装置やソフトウエアのこと。
符号化	自動的にデータ処理を行うために記号やデータを、ある規則に則って符号にすること。
プラグイン	アプリケーションソフトに組み込んで、機能を追加するプログラムのこと。
フラクタル	コンピュータグラフィックス（CG）で使われる図形を作る方法の一つ。図形のある部分が、全体の図形によく似た、縮小図形を含んでいる性質を自己相似という。この性質を持った図形をフラクタル図形とよぶ。
ブランケット	布層とゴム層を積層させた、表面がゴム層のシート。オフセット印刷では、印刷版のインキ画像を紙などに再転移させる媒体として使用する。
プリプレス	印刷物が出来上がるまでにはいろいろな工程があり、印刷企業における印刷工程前の、組版・製版・刷版関係の生産工程を総称としてプリプレスと呼ぶ。
プリンタ	主に紙にデータ出力をする装置。カラー、モノクロ、昇華熱転写、熱溶融転写、インキジェット、ゼログラフィ、ドットプリンタなどのいくつかの方式があり、用途も文字レイアウト確認用、色校正用、大型ポスターやパネル出力用など、品質・生産性・コストにより変わる。
プリントトーク	印刷業界のEコマースやビジネス管理における直接データ交換に使用するための標準を作成し、無料で公開し迅速な採用を推進することを目的に設立された協会。
フルカラーボード	カラーディスプレイに画像をフルカラーで表示させるためのビデオカードのこと。
フルフィルメント	一般的には達成あるいは仕事を完全に行うといった意味を持ち、印刷工程の前工程から後工程までのすべてをカバーすることをいう。
プレートセッタ	最近CTP（Conmputer To Plate＝コンピュータtoプレート）が実用化され話題になっているが、CTPとはコンピュータで処理した印刷情報を直接出力装置から印刷用の刷版（プレート）で出力することである。
フレキソ印刷	凸版印刷の一種。フレキシブルな樹脂またはゴム凸版が刷版。溶剤乾燥型インキを使う。
プログラミング	コンピュータに仕事をさせるための手順（プログラム）を作る作業全般のこと。
プログラミング言語	コンピュータに指示を出すために開発されたプログラムを書くための言語。
プログラム	コンピュータを、あらかじめ決めた手順に従って動作させるための命令の集まり。
プロセスインク	オフセット印刷でＣＭＹＫのインキのこと。
プロッタ	主に紙の上に、ペンを用いてコンピュータの指示によって図を描くための装置。
フロッピーディスク	円盤状のプラスチックフィルムに磁気粉を均一に塗布したものを、ケースに収めた記録媒体。
プロトコル	コンピュータなどの情報処理装置間で通信を行う時のやりとりのための規約。
フロントエンドシステム	コンピュータ・システムにおいて、入力から組版編集、画像処理、校正までを行う工程を「フロントエンド」といい、その処理を行うためのシステムを「フロントエンド・システム」という。
フロントエンドプロセッサ	ユーザーから見て、ホストコンピュータの前（フロント）に置かれて、特別の機能を分担しているプロセッサのこと。
平版	画線部と非画線部が同一平面上にあり、水と油の反発を利用し画線部にインキをつけて刷る方式。この主流がオフセット。版上のインキをブランケットに転写した後、印刷素材に押し当て印刷する。
ページネーション	１ページ分のレイアウトを入力から編集までコンピュータにより総合的に処理すること。
ページプリンタ	１ページ分をまとめて出力するためのプリンタ。
ページメークアップシステム	文字、図形、イラスト、写真画像をコンピュータによって統合処理し、１ページ分にまとめて製版するシステム。
ページレイアウトソフト	コンピュータを使って文字や図形、写真などの画像を１ページにレイアウトしてまとめあげるためのソフトウエア。
ベクトルデータ	文字や図形情報をCRT上でディスプレイし、また出力するデジタルデータ方式の一つ。
ベジェ曲線	フランス人のベジェによって作られた多項式曲線の一つ。ポストスクリプトのフォントデータや図形を描くときの自由曲線で使われている。
ベタ	ベタ刷り。濃淡つけずに塗りつぶすこと。色指定では100％のこと。
編集	書籍、雑誌、新聞などの刊行のため、資料を集めて配列し、形式を整える仕事をいう。
ポイント	ｐｔと表す文字の単位。1ポイントは0.3528㎜。
ボーレート	コンピュータによるデータ通信での一秒間に転送できるデータ数を言う。
補間法	デジタル画面で2点間を結ぶ線を作るための方法の一つ。
ポスタリゼーション	画像の階調数を数段階に減少させ、なだらかな濃度をなくして平坦にする処理を「ポスタリゼーション」という。
ポストスクリプト	1984年AdobeSystems社が発表したページ記述言語。テキスト、グラフィック、レイアウト情報を同一のファイルフォーマットで扱うことができ、コンピュータ・アプリケーション・出力機に依存しない。
本機校正	印刷機で校正刷りを作成すること。校正機に対して「本機」という。
本刷り	ほんずり。製品に使用するための印刷。印刷機はまず刷り始め（刷り出し）に見当、色などを確認し、ＯＫの上で本刷りに入る。これに対しテスト刷りは、試刷り（しずり）という。